「青鬼」
2011年11月1日のオープン三日前に壁に飾る絵がいるなと思いつき、和紙を買ってきてコンビニの墨汁と適当にあった絵具で描いたもの。念願の開店にむけての気迫がつまった一枚でございます。
「案山子」
店舗の向いの川沿いのガードレールに立つ案山子は、お店の目印であるとともに、田んぼを守るようにお米を扱うお商売であるおにぎり屋もお守りいただけますようにと思いをこめてつくりました。経年劣化がはげしく怪しさ満点でございます。
「BORO半纏」
開業時からリヤカー販売の際、この手作りBORO半纏を着ていました。藍染の新品の半纏を購入して、はぎれを自分たちでパッチワークしたもの。最初はBORO風でしたが、日に日にリアルBOROとなってまいりました。写真にはございませんが、リヤカー販売を担当してくれたレジェンドのトオルくんの所有する同じ半纏は江戸時代のものと見分けがつかないほど、色褪せ、やぶれ、つぎはぎ、が絶妙でございます。
「おにぎり神社」
2015年 夏の豪雨で嵐山の桂川が氾濫した年。店舗まえに流れる白川も濁流となり、数日後流れが落ち着いたころに上流の様子を見に行った際、店主の目のまえにドスンとたたずんでいた岩。形状が360度完璧なおにぎりフォルムでございます。これは神のおぼし召しとし、店頭におにぎり神社を建立いたしました。
「青鬼の寝飯像(涅槃像)」
「寝ながら飯をくうほど平和なときはない」というお行儀は悪いがある種の悟りの境地であるとして、紙粘土でつくったものでございます。
「おにぎりペン立て」
店舗でのご注文は、お客様ご自身でメモに注文を記入していただく形式をとっております。各席にこのおにぎりペン立てが設置されております。販売を計画していましたが、需要がまったくなく生産休止中でございます。
「木彫りのおにぎり」
北海道の熊や信楽のたぬきのように、「京都のおにぎり」もひとつの民芸品のとなることを夢みて、手をケガすることがゆるされないおにぎり屋の主が、彫刻刀を手にして命がけで仕上げた一品。ジャストサイズのものは、実際のおにぎりを握る練習にもつかえますし、それを子へ孫へと手渡していけばなかなかの価値がうまれるのではないかと、販売を計画していましたが、生産リスクとコストがあわず、いや、そもそも需要がなく生産休止中でございます。
「Stand Up!おにぎりおきあがりこぼし」
転がしても転がしても必ず立ち上がるおにぎり。くじけそうになっても、おにぎり食べて立ちあがれ!というハングリー精神のつまった一品。軽量紙粘土のなかに鉛が入っていますので、食べたら死にます。(注意)
「ちぎり絵のおにぎりメニュー」
おにぎりといえば「裸の大将」山下清。幼いころ、山下清に憧れていた店主が、ちぎり絵でおにぎりメニューをつくったもの。お米のつぶ感を表現するのはちぎり絵が一番と、シェフは申しております。
版画「手で作って手でたべる」
店内座席の正面に飾られている版画でございます。外国人に見て理解していただけるようにと彫りました。